和室を親&子世帯で共有し
利便性を高めた二世帯住宅

前橋・T様邸

T様ご夫婦とご両親の要望をたっぷりと詰め込んで完成した、和室でつながる二世帯住宅。
その住まいづくりに込められた思いを、ご主人と奥様に伺いました。

吹き抜けから陽射しが降り注ぐ子世帯のLDK
吹き抜けから陽射しが降り注ぐ子世帯のLDK。窓を開け放てば、さわやかな風が心地よく室内を巡ります。

何でも相談できるから安心
親も子も暮らしやすい二世帯住宅

以前はアパートで暮らしていたT様ご家族でしたが、広い土地を生かしてご両親と暮らす二世帯住宅をつくることに。
「小林工業のスタッフさんは、皆さん親切で何でも相談しやすく、間取りや建具のサイズをcm単位で提案してくれるなど、とても対応が丁寧なんです。おかげで私たち夫婦と両親の要望をしっかりと伝え、じっくりと理想の住まいを作り上げることができました」(ご主人)
時には、建設業に携わっている数人のご親戚にアドバイスをもらったりもしながら、じっくりと住まいのこだわりを形にしていったというT様ご夫婦。「住まいが出来上がっていく過程を見るのが楽しくて、週に1度は現場に足を運んでいましたね(笑)」と、笑顔で当時を振り返ります。

完成したT様邸は、子世帯・親世帯で使える共用の和室を中心に据えた二世帯住宅となりました。
「土地が広いので、全体的な設計は横に広がるプランを採用しました。共用の和室があるおかげで、玄関は別にしつつも間取りを両親と共用でき、一般的な二世帯住宅より使いやすい動線が実現できたと思います」(ご主人)
「私たち夫婦と子供が暮らす住まいは、吹き抜けから明るい陽射しが差し込むリビングを中心とした総2階建てに。また両親の住まいは、年齢的なことも考慮して暮らしやすい平屋にしました」(奥様)

吹き抜けの上部
総2階建ての子世帯の中心は、吹き抜けの上部に配した窓から日が差し込む明るいリビングダイニング。
2つの世帯をつなぐ和室
2つの世帯をつなぐ和室は、玄関ドアを出なくても家族皆が行き来できる憩いのスペース。
独特の外観のT様邸
2階建てと平屋が組み合わさった、独特の外観のT様邸。1階に物干し場として使えるサンルームを設けました。

思う存分、ディテールを追求!
住まいづくりへのこだわりは続く

住まいづくりへのこだわりは?と伺うと、「たくさんありますが、一番のこだわりは子どもの将来や家族の今後の暮らしを考えた収納ですね。リビングのマグネット付き収納棚も便利なんですよ。たくさんある本を入れられるよう、作り付けの本棚も作ってもらいました」と奥様。続けて、「トイレの壁紙を1階は青・2階は緑にしてもらったり、キッチンとダイニングのペンダント照明をソファーと同じ色にしてもらったりと、細かなところにも対応していただきました。家族の様子を見ながら調理できるアイランドキッチンと、そこから見渡せる明るいリビングは、私のお気に入りの場所なんですよ」。
またご主人も、「外観は、ベランダを無くすことでスッキリとしたデザインに。外壁の色も、数ある“白”の中から日の当たり方を何度も確かめて決めました。白すぎてもベージュすぎても嫌だったので……。また世帯ごとに設えた玄関ドアは、色使いや配置を変えて存在感を出しただけでなく、屋根と同じ色にすることでシンプルさを引き立たせました」と満足そう。
「家づくりに関してだけではなく、融資や補助金、土地に関わる手続きなど、煩雑な手続きをすべてお任せできたのも助かりましたね」(奥様)
「ちなみに私のお気に入りは、ゆっくりとくつろげる書斎スペースですね」(ご主人)

今後は、さらに本棚を増やしたり、子ども部屋を間仕切りで分けたりしてみたいと話すT様ご夫婦。これからも暮らしやすさを追求する住まいへのこだわりは続きそうです。

文/フリーライター 増田 美栄子

書斎スペース
書斎スペースは、吹き抜けに面することで明るさを確保すると同時に、仕切り窓で冷暖房効率にも配慮。
親世帯のリビング
南側に大きな掃き出し窓を配した親世帯のリビングは、明るく広々とした空間。

DATA

■ 入 居 2016年3月
■ 住宅タイプ 木造2階建(二世帯住宅)
■ ご家族 T様ご夫婦+お子様1人+ご両親
■ 敷地面積 400.00㎡(121.00坪)
■ 延床面積 187.83㎡(56.81坪)
■ 間取り 子世帯:LDK+サンルーム+浴室・洗面・トイレ+ユーティリティ+多目的室+寝室+WIC+玄関
親世帯:LDK+サンルーム+浴室・洗面・トイレ+ユーティリティ+寝室+WIC+玄関
共通部分:和室